子どもに反発された!暴言はかれた!って落ち込んでしまうことないですか?
胸がズキッと痛くなるし、つい正したくなってしまうものです。
「ママは間違っていない!」
「どうしてそんな言い方するの!?」
そして、できるだけ早く解決したいですよね。
ママに何故反発するのか?
とくにHSC(繊細な子)たちは、人一倍まわりを気にして、空気を読んで、がんばっている子。
「嫌われたくない」
「迷惑をかけたくない」
「怒られたくない」
そんな思いから、本当の気持ちをグッと飲み込んでしまい、それがストレスとして蓄積して行きます。
そのストレスを外にだす必要があるんだけど、ママにもそれを出せない状況にいるとしたら?
言えない想いは身体や心に‥
感じたことを外に出せずに、抱え続けていると
その“しんどさ”は、心や身体の不調というかたちで出してきます。
理由のない体調不良、無気力や引きこもりということもあります。
すべては、心の悲鳴のサイン。
単身赴任で夫が不在がちな我が家では、私が娘に「ママを助けてね」と頼る場面が多くあったんですよね。
4歳差の妹をみてもらうこともよくあります。
夫も「ママを助けてあげてね」と声をかけていました。
それが娘にとっては、「ママを困らせてはいけない」「ママを助けないといけない」というプレッシャーになっていたのかなと思います。
娘の中に「ママという反発する場所」がなかったんですね。
本音を出せるようになった今
「ママが悪い!」と、感情をぶつけてきたり、不機嫌な日もあります。
名前を呼んでも無視されることもあります。
最初はショックでしたよ。
でも、それでいいんですよね。
ストレスをぐっと飲みこむのではなく、ぶつけれる相手がいる。
それは本音をぶつけても、ここなら受け止めてもらえる。
存在を否定されない。
ここは安心できる場所。
だからこそ、怒れるんですよ。
HSCのお子さんにとってはとくに大切な感覚だと感じます。
ママに怒りを出せない子
ママに怒れない子は他人にも怒れないですよ。
私がそうでしたから。
怒りって、本当は「自分を守るために必要な感情」なんですよね。
HSCのお子さんがこれから大人になっていく中で、
まわりがいつも優しく配慮してくれるとは限りません。
自分の心を守る力を、自分自身で育てていく必要があります。
自分の存在や尊厳を傷つける相手には、「それはイヤだ」と怒ることも大事。
怒ることで「それ以上、踏み込まないで」と、自分の境界線を伝えられるようになってほしい。
それが本当の意味で、“自分を大切にできる人”になることだと思うんですよね。
だからママに反発してくることは、そういう意味ではとても大切なことでもあります。
ただ正論でかえさないであげてほしいんですね。
いろんな意味をこめた「大っ嫌い」ですから。
ママに「わかってほしい」「理解してほしい」「認めてほしい」何かがあるので、
言葉の表面ではなく、「この子は何を伝えたいんだろう?」そこを考えてみてくださいね。ママとお子さんの関係を見直すサインです。
カウンセリングでは、お子さんの言葉や行動の奥にある「本当の気持ち」を、ママと一緒に紐解いていきます。
自分では気づけないことも、話すことで見えてくることがあります。
もし「これってどう受け止めたらいいんだろう?」と迷うことがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。