優しく声をかけているのに、
「でも、」
「わかってるけど」
そんなふうに言い返されることないですか?
こちらの言うことは全部、逆説でかえってくる。
受け入れられていないと感じる。
ママとしてはただ「こうした方がいいよ」と伝えたいだけなのに、子どもは、その“意図の奥”を敏感に感じとっていることがあるんです。
コントロールとは?
子どもは、ママの言葉だけでなく、
・表情
・トーン
・心の中にある“想い”まで敏感にキャッチしています。
無意識にですけどね。
ママ自身は「指示してるつもりなんてない」のに、
「ちゃんとしてほしい」
「失敗させたくない」
そんな“意識”がほんのり伝わっていると、それを子どもは“コントロール”として受け取ってしまうんですね。
無意識にですよ。
ママの不安のため?
その言葉はママの中では、「この子のために」という“愛”なんですよ。
でもその愛が「不安という形」であらわれている場合は、うまくいきません。
「子どものために」が、いつの間にか「ママ自身の安心のため」にすり替わっていることもよくあるんです。
たとえば、
・「学校に行かないと、ママがちゃんとしていないって思われるかも…」
・「この子、また傷つくんじゃないかって、ママの方が心配でたまらない…」
そんなふうに、ママ自身の不安や焦りが奥にあることがよくなります。
そして不登校や行き渋りの子どもたちは——その“奥にある感情”を、敏感に、感じとってますよ。
信じて“待つ”こと
ママが「導こう」「コントロールしよう」とする代わりに、「あなたなら大丈夫」と信じて“待つ”こと。
それが見守るということなんですね。
もしかすると今、あなたが“優しく”言っているその言葉の奥に、「正しく導かなきゃ」という焦りや不安はないですか?
もしあれば、この子には、「感じる力」も「選ぶ力」も「乗り越える力」もある。
そう信じて、一歩引いてみてくださいね。