夫と意見が食い違ったとき、
「どうしてこの人、わかってくれないんだろう」と感じたことはないですか?
とくに、自分が一生懸命に考えて出した答えだったり、
「これが子どもにとって大切」と信じていることだったりすると、
相手の反対意見にイライラしたり、傷ついたりしますよね。
そんなとき、「私は正しい」「相手が間違ってる」と思ってしまうのは自然なことだと思うんですね。
でも、その「正しい」が強くなればなるほど、夫ととの距離は広がっていきます。
夫婦で子どもを支えたい
こんなご相談があったんです。
Aさんの息子さんは、学校に行けない日が続いていました。
Aさんは心の学びを通して、「今は無理させず、回復の時間にしよう」と思えていました。
でも、旦那さんはまったく違う考え。
「学校は行くのが当たり前」
「甘やかすからいけないんだ」
そんなふうに言われて、Aさんはものすごくつらくなっていました。
「せっかく息子のために考えてるのに、なんで分かってくれないの?」
「どうして協力してくれないの?」
Aさんは、何度も説明したそうなんですが、でも旦那さんはもう聞こうともしない。
それが、とても苦しいと話してくれました。
実際、こうした夫婦の意見の食い違い,夫婦喧嘩などの相談はとても多いです。
Aさんのように、たくさん勉強したママは「自分の考えは正しい」と思っています。
それは、子どものためを思って一生懸命調べて、向き合ってきた結果だからね。
そして夫婦で子どもを支えたいからこそ、「わかってほしい」「同じ方向を向いていたい」と思うのも自然なこと。
相手にわかってもらえないのは、苦しいし、辛いし、切ないですよ。
私もそうだったからよくわかります。
ここで大切なのが、旦那さんにも「旦那さんの正しいがある」という視点。
「正しい」が強くなると、それとは違う意見を持つ相手は、無意識なんですけど、「間違っている」と意識の中ではなってます。
「私の考えが正しいんだから、あなたが受け入れて」
「正しいこをとを理解してほしい」
そんなふうに、知らず知らずのうちに、相手をコントロールしようとしてるんです。
無意識ですよ。
すると夫さんは、夫さんの視点で子どものことを考えているのに、「それは間違っている」といわれているように感じて、腹をたてるんですね。
結果、妻の意見を受け入れたくない、理解したくない、近づきたくないとなる。
そして、ますます分かり合えない距離が生まれてしまうんですね。
「正しい」がぶつかりあう
夫婦で「同じ方向を向いて子どもを支えていきたい」ですよね。
でも、「私が正しい」が強くなればなるほど、相手の「正しさ」とぶつかります。
本当はどちらも「子どものために」と同じ方向向いているのに、言い方や伝え方のズレで、気持ちが届かなくなってしまってる。
だからまずは、「夫も夫なりに子どものことを考えている」という前提を大切にしてみること。
あなたの気持ちをも大切にしながら、夫にも夫の見方があることを受け入れるだけで、関係性は変わり始めます。
「正しさ」をぶつけ合うのではなく、「違いがあっても、尊重し合える関係」を少しずつ築いていく。
夫との関係性に悩む方は、難しいんですけど,効果は高いですので、是非やってみてくださいね。
カウンセリングでは、悩みの根っこを見つけて、あなたと一緒に紐解いていきます。
夫婦間で起きている問題は、深い根っこがあります。
ご自身では分からないレベルの深い根っこです。
そこを紐解いていくと、全ての人間関係が変わっていきますよ。