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不登校のママ、他人と自分を比べてたどり着いた先は?

 

不登校のお子様を育てている方のカウンセリングでのお話です。

このママさんは、子どもにばかり意識が向いていた状態から、

自分自身の心に目を向けられるようになってきたんですね。

これはとても大切な変化で、とっても良い傾向なんですね。

それは、ママの意識が子どもにずっと向いた状態だと、子どもは不登校のままなんですよね。

それで、そのママさん、自分に向き合っています。

そして、出てきたことが、

自分より出来ている人と比べてしまって、

いつも自分がダメだってなってしまうっておっしゃってたんですね。

そう、完璧主義な方。

私が「頑張ったときは、自分を褒められますか?」と聞いてみたら、

「もっと頑張っている人がいると思って、自分を追い込んでしまう」とおっしゃいました。

そこで一緒に、その思考のクセを整理していったんです。

すると、比べることで得ていたのは、

「私はダメだ」「価値がない」という感覚だったことに気づかれました。

  何故、比べるの?

ママさんが、どうして比べることをするかというと、それは、「相手の評価=自分の価値」になっていたからなんですね。

 

だから気になって仕方がない!

もっと頑張らないと、誰にも認めてもらえない。

そんな思い込みを無意識に抱えて、ずっとがんばってこられたんです。

そこをお伝えすると、

私、自分にひどいことをしていたんですね、とおっしゃってました。

そうなんです、いくらがんばっても、成果をだしても褒められない仕組みになっていて、結果は必ず、「私はダメだ」「価値がない」となるんです。

そして、自分を厳しく評価する完璧主義は、どこかで「子どもにもこうあってほしい」と、無意識のプレッシャーをかけてしまうことがあるんですよ。 

その見えないプレッシャーが、子どものエネルギーをじわじわと奪い、動けなくなる原因の一つになっていることもあるんです。

 

そうは分かっても、長年連れ添ってきた仕組みはそうそう簡単にはかえられませんよね。

なので、カウンセリングでは毎回その方にあったワークをだして、確実にそこから抜け出せるように、一緒に伴走しています。 

私たちはつい、「ちゃんとできているか」「人よりできているか」で自分の価値をはかろうとしてるんです。

でも本当は、あなたの価値は“存在していること”にある。

その感覚を取り戻していくのが、生きやすくなる方法です。