〇家族に優しい人ほど、自分に冷酷
私、これに気づいてなかったんですよ。
心理カウンセラーになるまで、ずっと。
「家族のために頑張ってる」
「相手を優先してる」
そう思って頑張っているのに、上手く回らない。
この「優しい人」というワードを見て、
「私は優しくなんかない」と思った方、いませんか?
とくに、昔親や友達から「冷たい」「優しくない」と言われた経験がある方。
そう言われたことで、「自分は優しくない」と思い込んでしまってる方。
でもね、実は、そういう人ほどちゃんと“優しい”人なんです。
〇他者に優しくするなら、自分にも
人間関係に悩んでいる人の多くが、
自分にだけ冷たくしているというのがほとんど。
そのことに、気づいていないんです。
家族のために我慢したり、
空気を読んだり、
先回りして気を配ったり。
だけどその優しさが、「自分に向いていない」ことがとても多いんです。
〇なぜそれが大事なの?
心理学者で有名なアドラーは教えてくれてます。
「人生の悩みはすべて対人関係に行き着く」と。
その通りだなと思うんです。
そして「夫婦関係」も、まぎれもなく“対人関係”
「夫との関係に悩んでいる」という相談はとても多いです。
・夫が不機嫌になると、ご機嫌をとらなくてはいけない
・夫には自由時間があるのに、私にはない
・こちらばかり家事や育児を背負っていて不満なのに、言えない
この状態って、実はすんごく“自分に冷たい”状態なんです。
ちょっとイラストにしてみました。

夫に見せてるあなたは、くまのぬいぐるみ。
本来のあなたの気持ちではないんです。
ぬいぐるみを着たあなたと、夫の関係は上手くいきますか?

ぬいぐるみは、あなたの本当の気持ちを、打ち消してくるんですよね。

〇他人だったらどうする?
たとえば友達に対してだったら、
「そんなに我慢しなくていいよ」
「それはちゃんと伝えたほうがいいよ」って言いますよね?
でも、自分に対してはどうでしょう?
「私さえ我慢すれば…」
「空気を悪くしたくないし…」
「夫はわかってくれないし…」
こうやって、自分だけを放置している。
これでは、自分といい関係が築けるはずがありません。
ここが本質なんです。
夫に優しくして、家族に尽くして、友達に良い顔して…
その裏で “自分の不満”や“本音”を押し殺している関係は、
本当の意味での「いい関係」ではありません。
〇 まずは自分と、仲直りしよう
夫を気遣ってきた優しさ。
子どもを守ってきた愛情。
それを、まず“自分”にも向けてくださいね。
家族に優しくしてきたぶん、
同じだけ、自分にも優しくしていい。
不満があるなら、それを見ないふりじゃなくて、
「そう感じてたんだね」と寄り添ってあげてください。
他人との関係をよくしたいなら、
「自分とちゃんとつながる」ことが、いちばんの近道です。
これでは、自分といい関係が築けるはずがありません。
夫婦関係でお悩みの方、まずは「納得を体感できる初めてセッション」を申し込んでくださいね。
