子どもの気持ちを尊重することで、信頼関係が深まる
私は小さい頃、引っ込み思案で大人しい子でした。
学校で友達とうまく話せず、悩むことが多かったんです。
そんなとき、母に「友達に話せなかった…」とポロっとこぼすことがありました。
でも、母の返事はいつも同じ。
「自分から話さないと」
「ちょっと勇気を出せば言えるよ」
悩んでいるとき、必要なのはアドバイス?
確かに、母の言っていることは正論です。
でも、私は「それが出来ないから困っているのに…」と、ただただ苦しくなるばかりでした。
そして、それができない自分を 「ダメな人間なんだ」 と思い込んでしまいました。
信頼関係を築くカギは、共感と境界線
私が心の勉強をして気づいたのは、
「悩んでいるときに必要なのは、アドバイスではなく共感」 ということでした。
ただただ受け止めること。意識むけること。
子どもに限らず、大人でも同じです。
誰かに話を聞いてもらったとき、すぐに解決策を提示されるより、
「それはつらかったね」と言ってもらえたほうが、心が軽くなった経験はありませんか?
逆に、気持ちを無視されたり、否定されると、
「私の気持ちは理解されない」と感じてしまい、ますます心を閉ざしてしまいます。
そうして、私は母に何も言わなくなりました。
「母に相談=自分を否定される」という思い込みができてしまったからです。
こういう経験、思い当たる方も多いのではないでしょうか?
お子さんがいるママさんなら、どちらの気持ちもわかると思います。
アドバイスをぐっと抑えて、境界線を意識する
親としては、子どもが悩んでいると、ついアドバイスをしたくなりますよね。
「こうすればいいんじゃない?」「〇〇したほうがいいよ!」と、
すぐに答えを教えたくなる気持ち、私もよくわかります。
でも、親子の 境界線をしっかり意識することが、信頼関係を深めるカギ になります。
子どもの気持ちと、親の気持ちは別のもの。
子どもには、自分で悩み、考え、乗り越える力があります。
ここを信頼できるかが大きなポイントとなります。
だからこそ、親が「こうしなさい」と先回りしすぎると、
「私の気持ちは尊重されていない」と感じさせてしまうこともあるのです。
どうしたらいい?と聞かれたら、選択肢を伝える
では、子どもが困っているとき、どう対応すればいいのでしょうか?
それは、 子どもから「どうしたらいい?」と聞かれたら伝える ことです。
例えば、「お母さんは、こういうときに〇〇したよ」と、ひとつの選択肢として伝える。
それくらい ぐっと抑えて待つことが、信頼関係を築く鍵 になるんですね。
子どもの気持ちを尊重し、そっと見守る。その姿勢が、子どもの心を安心させるのだと思います。
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