「ちゃんとしないと」って、今日は何回思いましたか?
「迷惑かけないようにしなきゃ」
「期待にこたえなきゃ」
そんなふうに、無意識で毎日ぐるぐる考えてないですか?

HSCの子を育てているママさんは、
とても真面目さんで、優等生タイプだったり、HSP気質がある方が多い印象なんですね。
だからこそ、子どものために、
「ちゃんとしてあげなきゃ」
「期待に応えてあげなきゃ」って思ってしまうんですよね。
そういうママさんは、他人の反応にすごく敏感で、よく気付く方なんですけど、
自分の気持ちには鈍感さんだったりします。
自分より“誰か”を優先してきちゃったから、
いつの間にか「私はどうしたい」がわからなくなっている方も多いんですよね。
「期待に応えなきゃ」
「ちゃんとしなきゃ」
これって思い込みなんです。
って言われても、「えっ!」となりますよね。

「期待に応える」っていうのは、期待に応えたいって自分が思ったら、応えていいんですよー。もちろん。
小さいころに、親の期待に応えてすごく喜ばれた体験があったりして、
そのときはすごく嬉しかった自分もいるし、誇らしかったりもするしね。
でもね、「応えなきゃ」ってなってるのは、
「本当はやりたくないのに」「断りたいのに、断れない」という、
イヤなのに従っている状態。
だから、意識では「やりたくない」んですよ。
やりたくないことを「やれー」って自分が自分に命令している感じなんです。

実は、期待に応える必要ってないんですよ。
だって他人って、勝手に期待してくるんですよ。
こちらの都合や、気持ち、背景なども何も分かってなくて、勝手に期待してくる。
他人が何か良い気分を味わうために、あなたを使ってるってこと。
だからこちらも勝手でいいんですよ。
「今は期待に応えたいから応えるよー」
「今は無理だから、応えないよー」
どっちを選択してもいいんです。
大事なのは、自分の気持ちに正直になること。
するとすごくラクになれます。
「期待にこたえなきゃ」が思い込みだって気づけましたか?
そうやって自分を大切にすることが、心を楽にしてくれます。
でも、「頭では分かっているけど出来ない」っていう言葉は、カウンセリングでめちゃくちゃよく聞く言葉です。
少しづつ手放していけますから、大丈夫です。