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HSPチェックで当てはまるのに…私はHSPじゃない?

繊細さんがいるご家庭に「家族調和」カウンセリングをおこなっているひすい愛梨(えり)です。

SNSや本でよく見かける「HSPチェックリスト」


当てはまる項目が多いと、「私ってHSPなのかな?」と思うことがありますよね。
私も、最初はそう感じました。

「なんだか人といると疲れやすい…」
「音や匂いに敏感かもしれない…」
「人の顔色を気にしてしまう…」

そういった特徴に心当たりがあると、
「HSPだからこんなに生きづらいのかも」と思うことがあるかもしれません。

HSPとは、アーロン博士が提唱した
「DOES」という4つの特徴を持つ人のことを指します。

D(Depth of Processing) 深く処理する
O(Overstimulation) 過度に刺激を受けやすい
E(Empathy and Emotional Responsiveness) 感情の反応が強く、共感力が高い
S(Sensitivity to Subtleties) ささいな刺激を察知する

この4つすべてに当てはまると、HSPとされています。

私も自己診断ではHSPかもしれないと思っていましたが、

HSPの夫やHSCの長女と一緒に過ごすうちに、「繊細さのレベルが違う」と気づきました。

HSPチェックリストに当てはまるからといって、HSPであるとも限らないということが分かったんです。

というのも、HSPの「繊細さ」を主観で判断するからです。


私たちは自分の感覚を基準にするため、「どれくらい敏感なのか」は他者との比較でしか測れません。

大切なのは、HSPかどうかというより、
「自分が何に敏感で、どうすれば心地よく過ごせるのか」を知ることだなって思ったんです。


それに、HSPのチェックすべてに当てはまらなかったからといって、生きづらさがないわけでもないんですよね。

HSPであっても、非HSPであっても、
自分自身に合った環境を見つけることが、
よりラクに、より自分らしく生きることにつながっていきます。

夫や長女に比べたら繊細さのレベルが低いけれども、私もHSPの気質を持っている部分もあります。

個人の感覚なので、比べることはできないです。


でも、「誰と比べるか」で自分の認識は変わることもあります。

私は自分より繊細な人と過ごしているので、自身は非HSPだと思っています。


そこからみえてきたことは、HSPチェックで本当に必要なのは、HSPか非HSPかを知ること以上に、

「あなたの生きづらさの正体」 を知ることだと思っています。

HSPチェックを試したということは、あなたはご自身の繊細な部分が気になっているということ。


その繊細な部分で何か困っていたり、悩んだりしていることがあるんですよね。

HSP、非HSPどちらであっても自分の過敏さを理解できたことで、


「自分がどんな場面で負担を感じるのか」「何に対して反応しやすく、疲れやすいのか」を知って対処できることが嬉しいですよね。

例えば、痛みに敏感かどうか
私は「痛みに敏感なほうかな?」と思っていました。

でも長女は手をつないで走るときに「ぎゅっと握られるだけで痛い」と感じたり、
ジャンプして着地するだけで「かかとが痛い」と言います。


私にはない敏感な感覚でした。

大きな音に対する反応も違います。

旅行中に有名な居酒屋さんに行ったんです。名物を食べるために。夫と長女は途中で「うるさくてもう無理、早く出よう」と言いました。

私は「うるさい」と感じても、せっかくの旅行だし、なかなか食べられないんだから、最後まで食べてから出たいと思いました。


そう大きな音に対する「ダメージのレベル」が違うのです。

また、感情の反応や情報処理の深さ も異なります。


夫は、仕事やプライベートで送ったメールの返信が来ないと


「嫌われたかも」
「文章がまずかったのか」
「直接伝えるべきだったのか?」と強く気にします。

私も頭をよぎりますが、
でもこのときの夫のそわそわする感じ、
頭の中が占領されている感じ、
不安で仕方ない様子、
私はそんな状態にはならないなと強く思ったんですね。

感情の反応の深さ、情報処理が深すぎて長時間影響を受け続ける。


この違いからも、私はHSPではないんだなって思ったんです。

そんな違いが一緒に暮らしているとたくさん感じられます。私とHSPの夫・HSC長女では感じ方のレベルが全然違うことが分かりました。

HSPチェック表の自己判断だけでは分からないことでした。

HSPチェックに当てはまると「だから私は生きづらかったんだ」と理由が分かり安心することもあります。

夫がまさにそうでした。本当のHSPさんは、生きるのが辛く、かなり追い詰められた状態にいる方が多いことも知っています。

でもHSPチェックに全て当てはまるからといって、
何かが決まるわけでもないし、劇的に状況が変わるわけでもありません。

それは繊細なところがある非HSPさんでも同じ

全てには当てはまらず、たとえ非HSPの分類だったとしても、生きづらさが減るわけでも、何も対処しないでいいわけでもないんです。

大切なことは、「自分がどんなときに生きづらさを感じるのか?」を知り、
「どうすれば楽になれるのか?」を見つけること。

それはつまり自分と仲良くなり、自分と繋がること。

HSPか否かにとどまるのではなく、自分に合った生き方を探していくこと、そして、行動に移すことが本当の意味での 「自分らしさ」 につながると私は考えています。

私はHSP夫さんから学ぶことが凄く多くありました。

本当のHSPさんがどんなふうに感じ、どう捉え、どう対応するのか、何に苦しんでいるのか、それを教えてもらっています。

それはHSC長女を育てるときの大きなヒントになっています。
私自身も繊細な部分があり、HSPに共感できる部分も多くあります。

今このブログを読んで下さっているあなたが、「繊細」について何かお悩みなら、一度ひすいとお話をしてみませんか?


生きづらさを一緒に紐解いていきましょう。

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