HSCの子どもが癇癪を起こしたとき、
どう対応すればいいか悩んだことはありませんか?
大きな声で叫んだり、泣き続けたり、時には物を投げてしまうことも…。
親としては
・「なんとか落ち着かせたい」
・「なぜこんなに怒っているの?」
・「あなたが悪いのに・・」
と思うことありますよね。
〇気持ちを受け止めること
HSCの子どもが癇癪を起こしたとき、
大切なのは「気持ちを受け止めること」です。
癇癪をおこすのにもその子なりの理由があるんですよね。
感情が溢れすぎて、受け止めきれなくて、
自分でもどうしていいか分からなくなってしまってるんです。
今回は、HSCの子どもが癇癪を起こしたときに
どう対応したのか、ポイントをお伝えします。
〇HSCの子どもが癇癪を起こしたとき
私のHSC娘が幼稚園の年長のときのこと。
おばあちゃん(私の母)とお風呂上がりだったのですが、
突然けたたましい叫び声が聞こえてきました。
聞いたことのない声に、私も驚きを隠せませんでした。
娘は「イヤだ!!」と泣き叫び、
おばあちゃんは「分かったから聞いて!」と
娘を抱きしめながら説得しようとしていました。
おばあちゃんの意図は「正しいことを教えよう」というもの。
愛情からきているのは私にもわかります。
でも、娘はただ「イヤだった」という気持ちを分かってほしかったんですよね。
〇気持ちを受け止めるとどうなるか?
理由や正しさを教える前に、
まずは「イヤだったんだね」「悲しかったんだね」「辛いんだね」と
気持ちを言葉にしてあげることが大切です。
子どもがまだ言葉にできない場合は、
親が代わりに「〇〇が嫌だったんだね」と言葉にしてあげると、
子どもが落ち着くのがわかると思います。
HSCの子どもは、感情の波が激しい子もいて、
一度スイッチが入ると自分で止めるのが難しいことがあります。
でも、「泣くほどイヤだったんだね」
「辛いのに我慢してたのかな?」など 伝えるだけで、
驚くほど落ち着いてきます。
逆に、「こうしなさい!」「そんなことで怒らないの!」と言われると、
気持ちが余計にこじれてしまいます。
ここは大人でもそうですよね。
〇癇癪対応で大切なのは意識
大切なのは意識です。
どういう意識で言葉を言っているか、注目してみてください。
おばあちゃんは、「分かったから聞いて!」と言っていました。
一見、「分かった」と受け止めているように思えますよね。
でも、おばあちゃんが「分かった」と言ったのは、
娘が話した言葉の内容について。
娘の気持ちを「分かった」と言ったわけではなかったんです。
そしてこの時の意識は、「正しいことを教えなければ」だったのかなと感じます。
その場は、母に「私が聞くね」と場所を移動し娘の気持ちをひたすら聞きました。
すると、娘はだんだん落ち着きを取り戻していきました。
〇正論を言うより大切なこと
親が『こうしなさい』と言いたくなるのは、子どもに良かれと思って、
愛情があるからこそ。
でも、その意識が”子どもには“分かってくれない”と伝わってしまう。
そういう経験が、あなたにもありませんか?
例えば、あなたが悩んでいるときに、
相手から“こうすればいいよ”と正論で返されたらどうでしょう?
まずは気持ちを聞いてほしい、そう思ったことはありませんか?
娘が求めていたのは、「正しさ」ではなく、
「自分の気持ち、感情を受け止めてほしい」ということ。
正しさなんてどうでもいいんですよね。
〇まとめ
HSCの子どもが癇癪を起こしたとき、
一番大切なのは「気持ちを受け止めること」「嫌だったんだね」「悲しかったんだね」
と、気持ちを言葉にして伝えてあげる。
その時の大事なポイント。それはそのときのあなたの意識です。
「聴けばいいのね」「気持ちを言葉すればいいのね」「早くおさまって」という意識だと、
それが子どもに伝わります。
意識が子どもに寄り添ってないですよね。
そうすると、目の前の繊細な子どもはそれを敏感に感じ取り、
癇癪は長引きます。
目の前の子どもがどんな気持ちなのか、
この子はどういう感情をもっているのか、
そこに意識を向けてあげてください。
そうすることで、子どもは「自分の気持ちをわかってもらえた」と安心し、
次第に落ち着いていきます。
HSCの子育ては大変なこともありますが、一つひとつ丁寧に向き合っていけば、
親子の関係もぐっと良くなっていきます。
まずは、「気持ちを受け止めること」から始めてみませんか?
〇お試しカウンセリング
お試しの60分間ZOOMカウンセリングを体験していただけます。
カウンセリングでは、どのようなことを行うのか、雰囲気や相性など、気になる点を実際に体験していただけます。
基本的にはお顔出しなしで進めていきますので、緊張される方や相手の反応が気になる方、お顔出しを避けたい方も安心してお話しいただけます。
募集枠はすぐに埋まってしまうことが多いため、興味をお持ちの方はお早めにお申し込みください。お申し込みは下のボタンをクリックしてくださいね。